海外サーバーで KUSANAGI Runs on Dockerを使う【Vultr】
KUSANAGI 使いたいなぁ。
でも使ってるサーバーがKUSANAGI提供していないんだ…
ちょっと手間がかかるけどDocker というソフトを使えばKUSANAGIを使えるようになるよ。
KUSANAGI とは WordPressを高速に表示できるプログラムです。
KUSANAGIは基本的にはレンタルサーバーでは利用できないので、VPSを使用する必要があります。(カゴヤでKUSANAGIを利用できるプランあり)
しかし、VPSならどこでも使えるわけではないので注意が必要です。
今利用しているVPSでKUSANAGIを利用するには Prime Strategy が提供している KUSANAGI Runs on Docker を使いましょう。
この記事は KAGOYAの KUSANAGI Runs on Docker を使ってみた で紹介されている内容を利用しています。
アメリカのホスティングサービス「Vultr」にKUSANAGIをインストールする手順を紹介します。
- 東京にもサーバーがある
- 月3.5ドル(約500円)から使える
- 初期費用無し、利用した分だけ
格安VPS の Vultr に登録
Vultr はアメリカのサービスですが、サーバーはアメリカを始めヨーロッパ、アジア各地、そして東京にもあるので遅延なくWebサイトを表示できます。
こちらのページより VultrVultr はハゲワシという意味 に登録しましょう。
必要なものは
- メールアドレス
- クレジットカード
支払いは日本からだとPaypalやクレジットカードが使えます。初期費用もなく、利用した分だけの請求なので、サーバーを削除するとそれ以上請求されないので安心です。
リトアニアのVPSである TIME4VPS はもっと安いのですがヨーロッパにサーバーがあるのでVultrよりどうしても速度が落ちます。
新規サーバーを作成
- Server Location : Tokyo
- Server Type : Ubuntu 18.04
- Server Size:$5 (1GB / SSD25GB
- Enable IPv6 にチェック
「Deploy Now」をクリックすると、サーバーの構築が開始されます。
アクセスできるようになるまで数分待ってね。
ドメインの設定を先にしておく
サイトにドメイン名 ( xxx.com など)でアクセスできるよう、KUSANAGI設定前にドメインをVultr のサーバーに向けておきましょう。
サーバーのIPアドレスは サーバー一覧に表示されています。
お名前.comやムームードメインなどのドメインを登録しているサービスの管理画面からA レコードが VultrのVPSに向くように設定してください。
CloudFlareなどを利用している場合も同様です。
Vultr サーバーの初期設定
少し経つと、Statusが ●Running に変わるので サーバー名をクリックして管理画面に移ります。
サーバー情報が表示されます。
- サーバーのIPアドレス
- root パスワード
これらを確認して、SSH クライアントソフトを使ってアクセスします。
TeraTerm や Terminal など好きなソフトを使いましょう。
SSHでアクセスしてサイトを構築
まずはUbuntuをアップデート
# apt update
# apt upgrade -y
KUSANAGI Runs on Docker を使ってみた を参考にDocker をインストール
サイト構築後、設定したURLにアクセス
データベースの設定では、ホスト名が「localhost」ではなく「mysql」なので注意してください。
完了すると、管理画面にログインできます。
あとはいつものようにテーマを設定したり、投稿できます。
サイトを削除したいときは
## 起動中のdocker コンテナを確認
# docker ps
## 起動中のdocker コンテナを確認
# docker ps
4つのコンテナを削除
- xxx_kusanagi-data_1
- xxx_kusanagi-mariadb_1
- xxx_kusanagi-php7_1
- xxx_kusanagi-nginx_1
docker stop <コンテナID>
docker rm <コンテナID>
最後にデータを削除する
/home/wordpress/xxx
## 再起動
# reboot
KUSANAGI on Vultr の速度
GTmetrix でサイトの表示速度を計測してみました。
実用的にも全く問題なさそうです。